実家の台所を整理する
「実家を片付ける」第4弾です。
実家の台所を整理しました。
使いやすいように置き場所等を変更してみました。
余談ですが、「実家を片付ける」というカテゴリーを作りました。
実家を片付けるというのは、簡単なようであって、なかなか簡単ではありません。
私は、なんだかんだと、5年以上はかかっている気がします。
たとえば、実家の両親に何かあったときに、
離れて暮らす私たち子供が、家の中のどこに何があるのか、分かる状態にしてほしい。
と考える一方、
母親は、
まだ使えるから、もったいないから
と言って、いろいろなものを取っておこうとする。
断捨離という言葉がありますが、
母が、「断捨離」まで辿り着くには、まだまだかかりそうです。
そもそも、この台所整理でさえ、いろいろと母とぶつかりながらの作業でした。
以前は、私は、断捨離精神を真っ向から母にぶつけ、
結局、母とぶつかり、作業が最後までたどり着きませんでした。
だから、今回は、無理に断捨離をするのではなく、
とりあえず、台所を使いやすいように整理しよう、
という心持ちで、やることにしました。
実家の台所の構造です。
それぞれ、整理した箇所を、順を追って説明します。
まずは、全てを始める前に、母と2人で、すべてのものを出し、
台所の吊戸棚、それぞれの棚の中や扉を綺麗に拭き掃除しました。
シートも新しく張り替えました。
①の吊戸棚
ここは、保存容器類が入っていました。
この保存容器はたくさんあるので、本当は断捨離をしたいと思いましたが、
母の気持ちを尊重しながら、
まずは、使用頻度の高いものと低いものに分けてもらいました。
以前は、使用頻度の高いものも、全てこの吊戸棚に入れていたがために、
母は、いちいち椅子に上って、
保存容器を取り出していました。
①Before
↓
①After
下段は、⑤に入っていた調味料類を整理したかごを並べました。
吊戸棚の下段なので、母は手を伸ばして取り出すことだできます。
吊戸棚の上段には、使用頻度の低い保存容器を収めました。
使用頻度の高い保存容器は、⑦の戸棚の左側の部分に
収めました。
↓
かご1つひとつには、もちろん、
何を入れる場所なのか
を決めるラベルを貼りました。
そして、母に約束してもらったのは、
このかごには、片手で持てるだけの量を入れること
でした。
↓
②の吊戸棚に移ります。
ここには、鍋やざる、ボウル等が入っていました。
この鍋等も、使用頻度が高いので、
いちいち母は、椅子に上って取り出していました。
②Before
↓
②After
ここも、やはり調味料類や、ストック、乾物類等を
使用頻度に合わせて、上段と下段に分け、かごに分類して並べました。
この吊戸棚だけ、なぜか棚がなかったので、
父と二人で、簡単な棚を作り、取り付けました。
↓
③の吊戸棚です。
ここには、常日頃使っている小さな鍋類と
季節で使用するやかんとすり鉢が入っていました。
③Before
↓
③After
本当は、すり鉢が上にあることが危険なので、
移動させたかったのですが、どうしてもすり鉢の置き場所が確保できず、
現状維持。
常に使う鍋を移動し、下段は調味料スペースにしました。
↓
④ガス台下
ガス台の下側のスペースには、フライパン等が入っていました。
ただ、なんかスペースを有効活用できていない。
④Before
↓
④After
ここは、油等の瓶類の調味料保管スペースにしました。
↓
⑤の棚
このスペースを見てるからこそ、いつもどうにかしたいと思っていました。
出産里帰り中だった妹が、少しは綺麗にしてくれたほうなのですが、
これじゃあ、どこになにがあるか分からない。
母のすごいところは、
この中から、的確に欲しいものを見つけ出すことなのですが、
やはり、何があるか分からないため、結果的に
天ぷら粉が、3袋も開封済みになっているという
非常に経済的ではない状態を生み出していました。
ですから、ここの調味料は、すべて吊戸棚の下段のかごに
分類別に分けて収納しました。
⑤Before
↓
⑤After
調味料類を移動させたあと、②の吊戸棚と④のガス台下から移動してきた
お鍋とフライパンを収めました。
ここでも、断捨離を勧めましたが、母は譲らず、
とりあえず、整然と並べるにとどまりました。
棚は、やはり父と一緒に造りました。
↓
⑥After
あとは、Beforeの写真がないため、Afterのみの写真となります。
吊戸棚にあったざるやボウル類を、
シンク下の⑥の棚に移しました。
↓
⑦シンク下の棚
ここには、使用頻度の少ない食器類を集めました。
食器類も、すぐそばにある食器棚とシンク下に大量に保管されていました。
一旦すべての食器類を出して、やはり、母に使用頻度の高いものと
低いものに分けてもらいました。
そして、使用頻度が高い食器類を食器棚に保管し、
使用頻度が低い食器類を、このシンク下のスペースに置きました。
さすがにこのときは、母も、古い食器類とはバイバイし始めました。
断捨離を強く勧めるのではなく、母が思ったとおりの断捨離を
私は、見守る(親に対して上からですみません(´Д`;)ヾ )ことにしました。
↓
ここまで整理するだけでも、
母と、ぶつかりながらの整理でした。
私も、怒りたくはないけど、
賞味期限が完全に切れているものを「捨てるな」と言われたりすると、
「なんで?!」と苛立ったり(こっそり捨てましたが・・・)、
明らかに埃がかぶっていて、長い間使っていないものを、
「まだ使うから、捨てるな」と言われて、また苛立ったり・・・
と、本当に、実家の片付けは大変です。
結局、お互いの気持ちのコントロールが
うまくいかないと全く進まないと、
身を持って実感している状況です。
ただ、まだまだ始まったばかり。
台所を整理できただけでも、少し前に進んだ気がします。
今回、台所整理で一番気にかけたところは、
いかに安全に暮らすか、
事故を防げるか
でした。
ですから、これまで、母親が当然のようにやってきていた
「椅子に上って、吊戸棚の中のものを取り出す」
という行動を、まずは減らすことができたのではないかと思います。
専門的に収納を勉強しているわけではないので、
一生懸命考えた結果の、大移動でしたが、
これをきっかけに、収納の勉強を専門的にやってみようかなあと
考えているところです。
拙い長文を最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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